正月準備

幕張のアウトレットのそばにある公園で年賀状用の写真を撮影し、今日はその画像を使って年賀状づくり。だいぶ遅いけど。夕方にはジャックには留守番してもらって上原ひろみさんのライブへ。

東京国際フォーラムの会場は超満員。ギター、ベース、ドラム、ピアノというバンドでの演奏がメイン。かなりロックぽいジャズ。なんかピアノもギターもベースも速弾きが多くてくらくらしました。全体的には繊細さを感じさせつつもパワフルな演奏。一音一音を大切にしているのがすごく伝わりました。途中に織り交ぜられたピアノのソロ演奏がこれまたとてもきれいで、正直もっと聞きたかった。また日本公演があれば行きたいです。

ノーカントリー

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

TUTAYAの返却が迫っていたのでBORATに続きノーカントリーに突入。本作の原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」。トミー・リー・ジョーンズ演じる警察官目線で見ると映画自体はわかりやすいのですが、彼だけでなく全員のOLD MENたちに居場所がなくなっている感じが悲しい話です。出てくるどの人物の台詞にも無駄がなく、いろいろな捉え方をできる重厚な映画だと思いました。音楽もなく、硬質な緊張感で最後までぐいぐい見させる手腕は本当にしびれます。

草祭

草祭

傑作ぞろい。ひとつひとつの話でも十分変わっていて（ほめ言葉。こんな変な話を思いつくのはすごい）おもしろいのですが、各話には共通項が。美奥という村or町を舞台にした短篇集で、各話がちょっとずつ絡み合っていてすべてを読むとゆるやかに世界の全貌が描き出されていくという仕組み。読み始めると予想もつかない世界へ連れて行ってくれるのは今作も期待通りでした。