エリザベスタウン

なんとなく気になっていたので「エリザベスタウン」を観に行った。Invitationの映画評でもけっこういい感じだったので楽しみだったのですが、いちばん心に残ったのは音楽でした。サントラは買いだと思います。ちなみに僕がいったシネコンでは売り切れ。監督が元々音楽評論家だったということもあると思うけど、本当にセンスがよい。よすぎてつまらないという人もいるかもなあ。おもしろかったけど、若干不満がないでもない。やっぱりあんな女性はこの世の中にはいないし、あれがアメリカの女神だというのならば、アメリカ男性は女性に何を求めているのかが、見え隠れして少し嫌だ。あれだけの境地に追い込まれる人はなかなかいないだろうから、設定的にはすごく楽しいし、どうやって生きる希望を見出していくのかという興味は、前半すごく気になって引き込まれたけど。やっぱり誰かの力に救われるのか、という結末にはやっぱりなという思いと、ひとりで立ち直ったら本当にすごいことなのにな、フクザツな気持ちになった。