ロックンロール七部作

longredhair2005-12-21

ロックンロール七部作

ロックンロール七部作

どの作品も激しく心を揺さぶられる稀有な作家、古川日出男の最新作を読了。「ベルカ、吠えないのか」に続く、ロックンロールの歴史を通して20世紀を俯瞰するような壮大なも物語。とにかく最後まで一気に読ませられるストーリーテリングは今回も抜群。いやあ、この人は本当にすごい。作品にあわせて文体すら変えてしまうし。別にロックが好きじゃなくても楽しめると思う一冊。