林の散策

longredhair2006-10-19

素敵な林に迷い込んだ。愛犬は次々と現れる木々にとまどいながらもどんどん奥へ進んで行く。まるで何かに導かれるように。下草が少なく、木の根がところどころに露出する林は、地面に陽の光がきれいに差し込み幻想的な雰囲気を醸し出す。こんな林がずっと続いていて、ふと赤い頭巾をかぶった少女が現れたりしたら、怖い。日中でも、都会にいても、ふと人通りが途絶えて、急に周囲の温度が下がったような気がすることがある。何かが去ったのか、何かが現れたのか。だが、かつてはひとりで不安におびえるような瞬間も今は愛犬がいっしょだ。どこまでもいけそうな気がする。そんな力と勇気をくれる。


散歩をしながらそんなことを考えていた(嘘)。


いやしかし。守らなければいけない存在がいるということは勇気をくれます。地震がきても、仕事がうまくいかなくても、愛犬がいるから簡単には屈することはできません。もちろん犬のために生きているのではなく、自分のために生きているのですが、すぐそばにいろんな苦難を乗り越えて経験をわかちあえる愛犬がいるというのはいいものです。ま、苦難より幸せをわかちあいたいですがね。