幻獣ムベンベを追え

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

最近「怪獣記」でこの人の本にはまり、読み漁っています。まずはここから。しかし、うらやましい。早稲田の探検部はこんなおもしろくてたいへんなことをやっていたのかと驚愕。こういう探検って、実際には何も見つからないことへの焦燥感や、原住民との難しいやりとり、ジャングルならではのマラリヤ熱や原因不明の病気などが次々と襲ってくるんだから、本来の目的であるUMA探しだけに専念できないっていうのは相当なストレスになるんでしょうね。そういったさまざまなことを含めて探検なんだろうなあと、わくわくしながら読みました。この方の文章はとても読みやすいです。で、結局ムベンベはいたのか? 個人的には探しに行くことがおもしろいのでいなくてもいいじゃんって感じですが、結末は本書を読んで……のお楽しみ。