臓物展覧会

臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)

臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)

小林泰三さんの短篇集。相変わらずおもしろい話ばかり。ホラー、SFなどいろんなジャンルがミックスされているので、このタイトルはちょっと強烈過ぎて読み手を選んでしまいそうでもったいないかも。透明女、自動人形、誘拐もの、十番星、造られしもの、悪魔の不在証明などなど、興味深いテーマの数々で、しばし異世界へ浸らせてくれます。(36)★★★★。