暑かったぁ

longredhair2006-08-04

「暑い、暑いよ〜」という心の叫びが聞こえてきそうなくらい、はあはあしながら夜の散歩。いつも散歩する海辺の公園は、カップルとホームレスたちが海風にあたって少しの涼を得ていました。ロマンチックとは程遠いなあ。


それらを横目に愛犬とずかずか歩いて行く。スケーターの若者たちが公園の奥のほうで練習をしている。さらにそれを横目にずかずかと海の見える先端のところまで歩いて行く。とても静かで海風が涼しい。ここで寝たら確かに気持ちよさそう。愛犬も風に吹かれて目を細めている。こんな時間が毎日持てるのは幸せなことなんだろう。


そんなことを深く考えてしまったのは、今日、ある方から1本の電話があったからだ。長年飼っていた犬が老衰で亡くなってしまったそうだ。お互い犬がとても好きで、よくいぬ自慢をし合っていた。それだけに彼の苦しみがわかりなんと声をかけていいのかわからなかった。「いっしょにいられる時間は本当に限られているんだよね。その間に、本当に俺から愛されていたんだってことをわかってもらえたかな……。もしわかってもらえたなら、俺も犬がいなくなってしまった悲しみよりも、幸せな楽しかった思い出がいっぱいあるから耐えられるんだけど……」ととつとつと語る彼の言葉を聞いているととってもつらかった。また、毎日いっしょに走っていたらしく(大型犬だった)、「あいつとは地球一周以上走っただろうな」なんて思い出を語っていた。


一緒にいる時間を楽しく過ごしたい。こちらのエゴではなく、愛犬にとって楽しい時間にしてあげたい。こちらが与える愛情に一点の疑問の余地もないくらいかわいがってあげたい。きっとそういう思い出があれば、犬も自分も前を向いて歩いていける。そういう意味では子育ても犬育ても同じ気がする。少しでも愛犬といっしょにいる時間を増やして、愛情を注ぎ続けたい。電話をしながら心からそう思ったのでした。