ノアの箱舟の秘密 上

ノアの箱舟の秘密〈上〉―バビロン・ライジング (扶桑社ミステリー)

ノアの箱舟の秘密〈上〉―バビロン・ライジング (扶桑社ミステリー)

聖書考古学なるものがあるそうで。聖書に書かれていることはすべて事実という信念?のもと、その証を見つけ、検証していくものらしいです。本書も主人公が学者で箱舟の存在を実在と信じて発掘の旅に出ようとします。上巻はそこまで。かなり個性的な人がいっぱい出てきて主人公を取り巻く状況が浮かび上がり、いよいよ下巻では箱舟があると言われるアララト山に向かう…という引きで終わっています。なぜか主人公が謎を解く鍵を得るためにプロレスラーと戦ったりしてましたが、そういう遊びの部分も含めてなかなか楽しい感じです。


「秘宝・青銅の蛇を探せ」という本が本書のシリーズ前作に当たるみたいで、本書から読んじゃったので前作を読むとネタばれになりそうなところがいっぱい。前作もおもしろそうなだけに読む順番を間違えてしまったようだ……。★★★★